NINJA RATMAT 臨・兵・闘・者
今回縁あって、沼鯖はもちろん、日本のゲーマーだけでなく、海外のゲーマーも注目してるであろうNINJARATMATを発売予定の4種類お借りしたいという申し出を承諾していただき、お借りできたので試してみました。
※本来はレビューを依頼することの無い製品とのことで特別に許可をいただけた形になります。
基本的な製品のスペックや、詳しいデータが見たい方は公式HPから。
NINJARATMAT公式HP NINJARATMAT公式Twitter※マウスパッドは個人の環境(湿度や使用マウスソール、マウスの持ち方や動かし方)、また感覚で大きく感想が変わります。あくまで個人の感想です。
筆者はほぼ全てのマウスパッドを使用したことがあり、その中でも滑るパッドを好んで使います。
筆者環境: 指先だけのつまみ持ち、腕と手首AIM 振り向き15-20㎝
筆者現使用パッド:Phobos M
好きなパッド:Phobos M 紫電改 雷電 SWIFT etc…
テスト環境
使用マウス(相性表を参考にしながら):GPROWL)、UL2(改造)、S2、ZA13、MM710、 sensei ten 全て400DPI
使用ソール:AS46
アームカバーを使用
サイズ
- 臨・兵 3mm×300mm×400mm
- 闘・者 5mm×300mm×400mm
ハードパッドに中々無いLサイズの展開。これは素直に良いと思う。
センサーとの相性
このマウスパッドには様々なセンサーとの相性がある。
独自に調査し、結果をHPに掲載しているので購入を検討している方はきちんと確認することを強く勧めます。
まず大前提に、滑りを求めていない人にはお勧めできません。全製品スピード系と分類される布パッドより滑ります。
4種共通しての良い点
- 今までに無い圧倒的な滑り
- 圧倒的平面度により滑走時の引っ掛かりが無く、ストレスが無い
- 従来のハードパッドと比べて滑走音が静か
- ハードパッドにはあまりないLサイズ
- 半永久的に使える耐久性
- 重さによりマウスパッドがずれない
4種通しての悪い点、懸念点
- 価格
- 汗をかく人は手が汗でくっつく(アームカバーで改善可能)
- センサーによる相性。
- 試せる場所の少なさ
- サイズ展開の少なさ。
- 布パッドに比べるとソールの消耗が激しい(ハードパッドの中ではかなりましな方)
- 非常に本体が重い
個人的な感想
想像してた以上に製品の完成度は高く、今までに無い全く新しいマウスパッドという印象を受ける。
触ったことのある人は分かると思うが、今まで使ってきたどのマウスパッドより滑る。そして中には止めやすい物もある。
センサー相性等含め、万人受けする製品ではなく、コントロール向けの布マウスパッドが好きな人等にお勧めできるものではない。あくまでも滑りを追求した人に向けた製品であると言える。
マウスパッドでこの価格と考えると安いと言えるものではなく、また触れる機会が現状では少なすぎる。余程の物好きが買う製品だと思う。
臨 -RIN-
感想
- 縦と横で滑りが違う。ただし布の縦横の差のようなどちらかが引っかかるような感触ではない。言われてみれば分かるな・・・?くらいの物である。
- 表面加工が4種の中でも特徴的で綺麗。
- 4種の中で最も縦の滑りがなめらかで上下のAIMのしやすさは1番。
- 4種で最も独特な滑り。滑るのにぬめ~/ぬる~っと滑るイメージ。
- gprowl等の裏面にマグネットがついているマウスとは相性が悪い(くっつく)
兵 -PYO-
感想
- 4種類の中で最も初動から止まりのバランスが一定
- 初動の滑り(速さ)、滑走時にも安定感があり、ある程度止まる。スルスル滑るとはまさにこのこと
- 初動の引っ掛かりが一切なく、滑走時の減速もなく、止まりもある程度止まるという欠点が少ないパッド。
- 表面に1番指紋がつきやすい
- gprowl等の裏面にマグネットがついているマウスとは相性が悪い(くっつく)
闘 -TOU-
感想
- 4種の中で最も滑走音が静かで快適。
- 4種の中で最も滑りが控えめで止めやすい。 かといって初動が遅い(重い)というわけでもない。
- 4種の中で1番好まれそうな印象。使っていて心地良い。
- 使用開始30分も経たずにAPMテストで490点をマークしたのがこの「闘」である。
APM test 490 動画
APM test 490
— だいそん でーそん (@srwflol) October 5, 2019
mouse:UL2 custom
mousepad:NINJARATMAT「闘」 pic.twitter.com/ruqB9gPrrl
者 -SHA-
感想
- 圧倒的な滑り、今まで使ったどんなマウスパッドより滑る。4種の中でも1番滑る。初見で触った時に中の人に、「え、これ油でも塗ってるんですか?」と尋ねたほど。
- 滑走音、表面は4種の中では1番従来のプラパッドに似ているが、滑りの差は比にならない。
- 最も止めづらく、まさに究極の滑りを求める人へ向けた一品。
- 表面が4種で1番デリケートとのことだが、通常の使用程度では一切問題無し。
総括
個人的に順番を付けるならば
滑りやすさ: 者>兵>臨>闘
止めやすさ: 闘>兵>臨>者
といった感じになるが、ここは完全に個人の好みによるものになる。
「臨」
- 定価 85,000円 (税別)
- 表面が1番特徴的
- 縦横で滑りが若干違う
- 滑り感も特殊、吸い付く感じの滑り、ヌルヌル
「兵」
- 定価 82,000円 (税別)
- 初動から止まりまで滑りが1番均一
- 滑り感はスルスル
「闘」
- 定価 62,000円 (税別)
- 最も控えめな滑り、同時に1番の止まり
- 表面が1番なめらかで滑走音が小さい
- 滑り感はツルツル
「者」
- 定価 75,000円 (税別)
- 断トツで1番の滑り、大半の人は止まらないと表現するだろう
- 表面が1番既存のプラパッドに近い
- 滑り感はシャー、サー
「購入者特典」 NINJARATMAT 専用 日本製バッグ
製品ジャストサイズで制作されている。
日本の職人が制作したとのこと。
持ち運びが不便と思われたNINJARATMATの懸念点が改善されるのは良いですね。(それでも臨・兵は重いけど・・・)
持ち手の裏地は金属が擦れないようにマスキングされているとのこと。
片側の持ち手の幅:約10㎜
非常に面白い製品でした。
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