ELECOM M-ARMA50WH

ELECOM M-ARMA50WH のレビューです。

(マウスの分解、改造はメーカーの保証対象外になるので自己責任で、、、!)

今回、デバイス沼鯖民のsystemaさんからご紹介いただき、今回ELECOMさんからご提供いただきました。 販売先→amazon

個人的な感想

正直、全体的にレベルの高い良いものを作ってきたなぁという印象。特に形状に力を入れてる印象
ありそうであまりなかった全長が短い、薬指の置き場のあるマウス。
かぶせ持ち、つかみ持ちでフィット感抜群で持ちやすい。背の高さで好みは分かれそう。
クリック感も軽い上に連打しやすい。かなりgood.
マルチファンクションボタンは他のマウスに比べて干渉、誤爆がしづらい造りになっている。ただし筆者は不要派。
そしてTwitterで指摘が多かった価格、確かに高いと感じたが、実売価格なら全然あり。
センサーの位置が特殊。個人的にセンサーの位置はやはり中心の方が良いと思う。
筆者はサイドボタンを使用しないため、詳しくコメントできない。
センサーについてだが、低速時にマウステスターではブレがある。実用でそこまでの問題は感じられないが。。。詳細が分かれば追記します。

ELECOM 新ブランド「ARMA」とは

公式スペック等はこちらから

M-ARMA50WH公式スペック

※筆者の手のサイズは 18.5cm×10.5cm 指先のみのつまみ持ち、腕+手首AIM(当マウスではお尻右部分だけ若干手のひらにつくため掴み持ち気味)
※ソールは パワーサポート エアーパッドソール AS-46に変更して使用

  • 日本人向けの形状。合う人にはとことんはまる。筆者の場合、かぶせ持ち、つかみ持ちは全てのマウスの中でもかなりの上位。薬指の置き場と、親指の置き場上部のヘリのおかげで持ち上げやすくなっていてかなり良い。
  • ゲーミングマウスの中では上手に作られたマルチファンクションボタン。誤爆しにくく、邪魔にもなりづらいように作られてる。
  • 左右非対称ゲーミングマウスでは数少ない小型マウス
  • 軽く連打しやすいクリック感
  • コーティングが上部とサイドで異なる サイドが TPE素材ラバーグリップ と書かれているが、簡単に言うと手汗をまったくかいていない状態では上部よりは少し滑る。上部はしっとりとしたプラスチック。筆者は上部のコーティングがすごい好み(手汗かかない勢)

悪/懸念点

  • ケーブルが硬い
  • マルチファンクションボタンそのものの存在。嫌いな人はとことん嫌いだと思う
  • 初期設定DPIが使いづらい(1000/2000/8000/16000)
  • 親指部分のヘリは良いが、それがあるせいでサイドボタンが押し辛い人がいる可能性がある
  • センサーの位置が通常のマウスと違う
  • 替えのソールが無い。ガイド幅が狭く交換用のソールも限られる
  • 「MouseTester」でのテストで波形が不安定な面が見られる(特に低速時。要調査)

形状

これについては筆者はかなり評価している。
研究された形で全ての指が綺麗に収まる。逆に、手とマウスの間に広い隙間を求める人には窮屈に感じるかもしれない。
かぶせ持ち、つかみ持ちではかなり良い感じにフィットする。
つまみ持ちは持つ位置によっては合わない。(マウス手前側をつまむ人は持ちづらいと思う。)

正面

コーティング

上部コーティング:サラサラのプラスチック
サイドコーティング: TPE素材ラバーグリップ この画像真ん中付近のヘリにより持ち上げやすさが生まれる。

初期設定DPIが使いづらい(1000/2000/8000/16000)

エレコム ARMA FPS GAMINGシリーズ 専用ドライバーユーティリティ

初期DPIが1000/2000/8000/16000 に設定されている。もちろんソフトを入れて修正すればいい話なのだが、400DPI/800DPI/1600DPIを使用する人が圧倒的に多い昨今でこの設定は良いとは言えない。
尚、ソフトウェアはシンプルで使いやすいので良いと思う。

センサー位置、マウスソールガイド確認用画像

試しにAS-46を貼ってみた。これでギリギリ

分解画像

底面ネジがY字のため、分解を考えてる方は要注意 (※分解は保証対象外。)

総括

形状は自然に手を置ける形でgood 。この系統のマウスの課題として、持ち上げにくいという問題があるが、このマウスは親指部分の上にヘリがあり、持ち上げに困らない。これは1度持って合うようなら試す価値は大いにあると思う。
クリック感も軽く連打しやすく、造りが良く、各ボタンも押し心地が全体的に良い。
かぶせもち、つかみもちを対象とした小型左右非対称マウス。つまみ持ちは持つ位置次第だが厳しい。
DPIの初期設定がソフトウェアで変えられるものの、良く使われる 400/800/1600 DPIが初期に設定されていない。FPS用マウスとしてこれは良くない。
マルチファンクションボタンは、他マウスよりも誤爆しないまた、気にならないようには作られているが、個人的には不要。
ケーブルは普通の布巻だがやはり硬い。
センサー位置は気になる人は気になるかもしれない。
センサー性能に関しては実用で問題が無いものの、テスターでの不安定さはやはり気になるか・・・?

Twitterで散々高いと言われていた定価(¥11,540(税抜き))だったが、実売は最安値6070円(10/24現在)とスペック的にも良い感じの価格。→ 価格.com

発表時に形状は気になってはいたが、実際どうなんだこれは。。。定価高いし・・・と思っていたが、思ってたよりはるかに出来は良く、主に形状とクリック感が気に入っている。
課題点はあるが、1発目でこれなら個人的には今後も期待できると思う。

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だいそん

ゲーミングマウスオタク デバイス全般を好む 日本未発売品に目がない

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