Wooting Wooting one / wrist rest

WootingのWooting oneとWrist restのレビューです。

販売先→ Wooting公式ストア

価格→Wooting one 139.99€
Wrist rest 29.99€

公式スペック

Wooting公式 wooting one Wooting公式 wrist rest Wooting公式Discord

今回は、Wooting one (Linear55 Red)とTKL用のwrist restを送ってもらいました。
3/6に発送され、3/17に到着、1か月程度変更せずに使用していたのでまとめていきたいと思います。

知る人ぞ知るキーボードメーカーだが、国内ではまだまだ知名度が低い。

昨年Wooting two Lekker editionを発表したことで、当デバイス沼鯖でも話題になった。

Flaretechの光学式スイッチを採用し、アナログ入力が可能。
ホットスワップも可能で、製品に交換用のスイッチも付属している。
アクチュエーションは1.5mm~3.6mmで0.1mm単位で設定が可能。個別キーでのアクチュエーションの設定は出来ない。アクチュエーション毎にキーを2つ割り振れる機能(DKS)もついているが、筆者は使用していない。
造りもしっかりして全体的にクオリティも高め。
打鍵感はCherry の赤軸と比べるとやはり少し重めで、底打ち音も少し大きい。
ケーブルを背面の3方向から出せるところや、ボタン1つでアナログ/デジタルの切り替えが可能等、細かい点にも気を遣っている印象を受ける。
             

リストレストはシリコン製でしなやか。かといって手を置いて沈み込むようなこともない。
テンキーレスサイズとフルサイズ用のサイズ展開がある。
とてもシンプルなデザインで、右下にWootingのロゴが入っている。シンプルなデザインは筆者は好み。
何より角度がうまく作られている印象を受ける。手の負担が軽減されるだけでなく、プレイ中の快適さも増した。
キーボードに固定するタイプではなく、独立型。
掃除はしやすいかもしれないが、ほこりのようなゴミは付着しやすい。
しかしながらリストレストのみで29.99€という価格は中々強気に感じる部分が個人的にはやはりある。

  • アナログ/デジタル 入力が可能、1ボタンで切替も可能
  • 光学スイッチによる優れた応答速度
  • しっかりとした剛性
  • ホットスワップ可能
  • リストレストは手が自然にのせられる設計になっており快適

悪/懸念点

  • 公式サイトから日本への直送はしているものの、現状国内での流通が無い
  • スペースキーの打鍵感/音が他キーと違い安っぽい
  • リストレストは単品としては割高に感じる
  • 日本語配列の展開が無い

打鍵音テスト

使用マイク→ AT2020USB

Wootility

Wootingのソフトウェア。此方からダウンロード可能 Wootility
LEDライティングの設定
プロファイル切替、アクチュエーションポイントの設定(デジタル)
ゲームパッドのキーバインド設定も可能(アナログ)
DKS設定の1例 画像のように設定すると、APEXLegendsにおいてLeftCtrlを押してる間はしゃがみ、離すとジャンプとなり、スライディングジャンプがLeftCtrlのみで行える。

外観画像

付属品はキー交換用の工具と替えの軸
Wristrest 未使用時
Wrist rest使用時

総括

Wooting oneがテンキーレス、Wooting twoがフルサイズの展開。
今回はLekkerに対して興味を持った人が多いのか、日本からのアクセスがかなり増えたとのことで筆者に連絡が来た。
全体的にクオリティも高く、多機能でおすすめ出来るキーボード。
しかし国内での流通が現状無いので入手に抵抗がある人も多いのではないかと思うが、筆者の場合物流にトラブルはなく、問題なく到着した。
ホットスワップが可能でキーキャップもCherry軸と互換性がある。 またケーブルは取り外し可能なので交換可能等 カスタマイズも可能。

Wristrestも使い勝手が良くて、筆者は今までゲーミングキーボードに付属しているようなリストレストを複数種類使用したことがある程度だが、それらと比べると一番手を置いてる時の違和感がなく使いやすかった。

現在発表されている新作の、 Wooting two lekker edition  はアクチュエーションポイントが0.1mmに設定できることを謳っているため、キーボードにこだわりがある人は今後も目が離せない存在になりそう。

最後に


Wootingの創設メンバーの1人でもある Calder から個別にメッセージを貰ったので掲載しておきます。


Wootingでは、開発チームとWootingを購入していただいたユーザーの皆様との違いはあまりありません。
私たちはみな、ゲームを通じて出会い、またゲーミング業界のデバイスしかり、カスタマーサービスのクオリティの低さにうんざりしていました。そこで思い切って建てた会社がWootingなのです。
Wootingはゲーム業界に向けて放った挑戦状とでもいえたでしょう。
そんな私たちを周りの会社と比べるとユニークなところは、皆様とのコミュニケーションに対して透明性と誠実さを持ち合わせ、向き合っていく姿勢があるところです。 製造や、商業、そして新しいアイデアを生み出す過程のすべてにおいて、これからも皆様と一緒に歩んで行きたいと考えております。共に歩んできた道筋に倣い、製品に対する私たちの考えと皆様の声のバランスを取りつつ、新たな商品の開発に関する決断を下していっています。 クオリティに思い入れのあるからこそ、いつまでも弊社の製品の開発を怠らず、コミュニティの皆様の声とともに成長していくことが重要だと思っています。
しかし、私たちも人間です。間違いを犯すことも、未知の挑戦が待ち合わせていたりと、他にもまだまだ学ばなければいけないことが沢山あります。皆様のサポートなしでは、私たちは何も出来ていなかった事です。
現在、私たちのミッションはアナログキーボードを業界の基準/標準キーボードにすることです。この変化がゲーム業界においての妥当な次のステップだと、私たちは信じています。
Wooting two Lekker Edition はアナログキーボードを進化させていき、未来の世界を見せてくれるでしょう。


– Wooting Calder

翻訳→Mavocadoさん

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だいそん

ゲーミングマウスオタク デバイス全般を好む 日本未発売品に目がない

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