ROCCAT KAIN 120 AIMO
(マウスの分解・改造はメーカーの保証対象外になります、気を付けましょう)
※筆者の手のサイズは 20×10cm 主につまみ持ちで使用
KAIN 120 AIMO公式ページ 購入先→amazon基本スペック
センサー: Owl-Eye 16K (PixArt PMW3381) DPI値: 50~16000dpi 50刻みで変更可
サイズ: 中~大型 (長さ124mm / 横幅65mm / 高さ43mm)
重量: 実測値90~92g
メインスイッチ: OMRON D2FC-F-K (50M)
ケーブル: 布巻ケーブル (長さ1.8m 太さ直径3mm)
マイクロコントローラー: ARM Cortex-M0 48MHz
外観・形状
左側面
右側面
後ろ
底面、上下に二枚大きめのソールが貼られている
全体的に丸みを帯びた形状、側面にくびれや膨らみがほぼなく、すんなり手に収まる
左右側面のグリップ可能範囲は広めで、浅くつまみ持ちしても違和感が発生しにくい
出っ張りが少なすぎてホールドしにくそうにも見えるが、不思議とガッチリはまる
表面コーティングはとてもキメ細かく滑らかでその上滑り止め効果も高い、ぴったりと手に吸い付いてくれる
あと耐久性が高く汚れに強いらしい
このグリップ範囲の広さと上質なコーティングが様々な持ち方への対応力を高めているのかも
クリック・ホイール
内部のクリックパーツ根元部分に上から押し付けるようにバネが仕込んであるため、スイッチにたどり着くまでに無駄な遊びが無くキレがあり心地よい感触
浅めだが反発力もしっかりあるのでタップはしやすい
左: 限界まで押し下げた状態
右: デフォルト
黄色い線がスイッチが反応する深さ
大体半分の所にある
ホイールは一周24ノッチで、ノッチと押し込みボタンは少々硬め
サイドボタンは大きく、 感触は柔らかいので持ち方によっては誤爆しやすいかもしれない
浅めのつまみ持ちでも後ろのボタンは一応押せそう
クリックの範囲
赤い部分は硬めだがクリックできないほどではない
比較的広くパーツの範囲内ならどこでもクリックできる
ケーブル
よくある布巻ケーブル、KonePure Owl-Eyeの物と似ている
軽いのでケーブルの揺れは気になりにくいが、硬いし取り回しが悪い。
付け根はほぼ水平、マウスパッドと擦れると結構操作が重くなるのでマウスバンジーなどにケーブルをうまいことかけておく必要があるかも
ソフトウェア Roccat Swarm
全てを説明しようとすると長くなるので主に使いそうな部分の紹介だけ
※画像にKonePure Ultraの物が混じってますが、出来ることは基本的に同じです
まずは「DPI設定」
画像右側赤く囲まれた部分がDPI設定メニュー、最大で5段階それぞれチェックボックスで有効か無効にできる
誤爆が怖いしそんなに沢山DPIステップいらんわって人は一つ以外チェックを外せばOK
下の「ADVANCED X-Y SENSITIVITY」は縦軸と横軸のDPIを個別に設定出来るようになるもの
縦は400dpi横は350dpiって感じで設定できる、縦横の個別センシ設定が無いゲームにおいては役に立つ機能かもしれない
また、ソフトによっては縦横DPIを分離させるとセンサーの挙動がおかしくなるものもあるが、RoccatSwarmとKAIN120にはそういった問題は見つからなかった
次に「ボタン割り当て」
サイド、DPIボタン、ホイールなどがカスタマイズ可能
用意されたプリセットからバインドすることも出来てちょっと便利
ホイール上下にDPI切り替えといった変態設定も可能
次に「高度な設定」
色々あるけど気になるものだけ
ディスタンスコントロールユニット: LoDの長さ設定、キャリブレーションを使うと可能な範囲で一番低いLoDになるらしい
角度スナップ: 直線補正、比較的自然な補正の仕方してる
Zero Debounce: その名の通りデバウンス設定を切って可能な限りクリック応答速度を速めるもの、チャタリングが起きやすくなるので注意
まとめ
良い部分
- クセが無く、持ち方を選ばない形状
- 上質なコーティング
- 心地よくハッキリとしたクリック感
- ビルドクオリティ高め
悪い部分
- 硬く、取り回しが悪い布巻ケーブル
賛否両論
- 実測重量92グラム
- サイドボタン(持ち方によっては誤爆しやすそう)
総評
全体的に完成度が非常に高く、個人的にはケーブルを除くと全くと言っていいほど不満がない
人によっては大きいと感じるかもしれないので、将来的に小型版KAINとか出してくれたらいいななんて妄想したり
その時にこのケーブルさえ何とかしてくれれば正真正銘完璧なマウスになります
ケーブルさえなんとk
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