piaKnow FKONE

(マウスの分解、改造はメーカーの保証対象外になるので自己責任で、、、!)

piaKnow氏が3Dプリンタで制作したFKONEのレビューです。※最後にpiaKnow氏に対しての簡易質問コーナーもあります。

piaKnow氏Twitter

購入金額→6000円(シェル+パラコード)※本来はシェルのみ

昨今少しずつ見かけるようになってきた3Dプリンタで制作されるマウスシェル。
サイズ感は筆者の計測で、長さ約120㎜ × 幅約63.6mm(一番広い部分) × 高さ約34.8mmで重量約61.5g
内部基板はLogicoolのGpro HERO もしくは GPRO(G-PPD-001)を使用 する。
形状はZOWIEのFKシリーズ+RoccatのKONEpureをイメージしたとのこと。

形状はオリジナルで、クリック部分の機構も作り込まれていることが特徴。
癖のない形状でどのような持ち方でも対応できる。
素材感はさらさらしていて人によっては滑る可能性がある。
シェルの強度は筆者の知る3Dプリンタで制作されたシェルの中でも頑丈な部類できしみ等は感じられない。
クリック感は基板側にもよるが、浅めで硬さは並。適度に跳ね返りもあり連打もしやすい。

ちなみにだが、FKONEという製品名(?)だが、区切りはF KONE (エフ コーン)だと筆者は勝手に認識している。

  • ハイスペックマウスの基板を流用し、オリジナルの形状のマウスを使用出来る
  • 約61.5gという軽量
  • 形状に癖が無くどのような持ち方でも持つことが出来る
  • 底面がフラットでどんなソールでも合わせることが出来る

悪/懸念点

  • 既存マウスを分解し、内部基板を流用するのでマウスの保証が利かなくなり、最悪マウスが壊れる可能性がある
  • シェルのみで6000円という価格は人によっては高価に感じる可能性がある
  • マウス先端のケーブルを通す部分が非常に狭く、使えるケーブルが限られる可能性がある

外観画像

総括

組み立ても比較的簡単に行え、バリやきしみ等もなく、クリック機構も優れていて現状の3Dプリンタで制作されるシェルの中ではトップクラスのクオリティであると言える。
そして何よりこれを作っているのが高校生だというので筆者は驚きを隠せなかった。(※この後の質問コーナー参照)
形状にも癖が無く、非常に扱いやすいマウスになっては要るが、やはり元のマウスが使い物にならなくなるのでその点に抵抗を感じる人は居るかもしれない。
形状に興味がある人はSTLファイルを無料で配布しているので1度試してみる価値はあるかも。
最近増えてきた、既存マウスの基板を流用しオリジナル形状のシェルを制作する手法は一部層にしか需要は無いかもしれないが、個人的には今後もこういった夢のある製品が増えてくるのも楽しみにしていきたい。

簡易質問コーナー

Q. 簡単な自己紹介をお願いします!

A. 最近CADと3Dプリンターを始めた高校生です。

Q. 今後マウスシェルの販売予定はありますか? (今回のFKONE)

A. 手元にあるレジンが残り少ないため今のところは無いです。 入手し次第、少量(週に1、2個くらいのペース)ですがメルカリなどで販売する予定です。

Q. 新たなマウスシェルの製作、カラーバリエーション展開などの予定はありますか?

A. 新たに作る予定はあります(今のところはza13とrival100の軽量ワイヤレス版) カラーバリエーションは入手できる素材(レジン)が限られているため予定していませんm(_ _)m

Q. 依頼や要望を受け付けたりする予定はありますか?

A. ご連絡いただければ検討しますがすべてお応えできるとは限りませんご了承くださいm(_ _)m

ありがとうございました!

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だいそん

ゲーミングマウスオタク デバイス全般を好む 日本未発売品に目がない

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